染め上がったばかりのボタン。きれい! 宝石みたいなボタン
“染め哲”の愛称で近所から親しまれている松下哲也さんは、フンフン♪ 鼻歌まじり、今日も変わらない調子でボタンを染めている。気まま、哲さんはいつ会ってもマイペース。東神田でボタン染め工場「ふれーる」を構えて以来、30年のあいだ頑固に技術を守りぬく江戸の職人である。グツグツ煮えた鍋のなかにボタンを入れ、8色しかない染料を目分量で調合し、温度と時間の加減だけで色を調整していく。すべて長年の経験と勘、どんな色でもぴしゃりと染め上げます。従来貝ボタンは白か黒しか選べなかったが、ふれーるでは企業秘密の特殊コーティングをほどこすことで何色にも染めることが可能。現在ではここだけでしかできないワザだそう。p17「IPCRESS」シャツで使われているのもこのボタン。(すみれ)
【ふれーる】
東京都千代田区東神田1‐14‐6
東京都千代田区東神田1‐14‐6
鍋で煮てボタンを染める
これが染料です
染め哲さん